乗馬クラブの会員さんってどんな風に過ごしているの?

まずは予約から

まず、騎乗したい日が決まったら、数日前までに予約を入れます。
予約方法はクラブによって異なり、電話・メール・LINEなどさまざまです。人気の時間帯は混み合うこともあるため、特に土日祝は少し早めの予約がおすすめです。突然の訪問や見学を受け入れてないクラブもあるので、必ず問い合わせてから訪ねるのがマナーです。<よくある質問集

「今日はどの馬に乗れるかな?」
そんな楽しみを感じながら当日を迎えます。

到着はレッスンの30~60分前が目安

乗馬クラブには、騎乗時間ギリギリではなく、遅くても30分前には到着するのが一般的です。理由は、乗馬は「乗って終わり」のスポーツではないからです。

クラブハウスで着替えなどご自身の準備はもちろんですが、馬の準備をしたり、少し早く来て他の会員さんの騎乗を見学したり。ゆったりと流れる時間も、乗馬クラブの魅力のひとつです。大井松田乗馬クラブでは、朝から夕方まで過ごされる方もいらっしゃいます。

特に初めての頃は、馬たちを眺めているだけでも楽しく、「こんな世界があったんだ」と感じる方も多いはずです。

乗馬スタイルに着替える

着替えが必要な方は、クラブハウスの更衣室を利用します。乗馬用のキュロットやブーツ、ヘルメットを身につけると、自然と気持ちも引き締まります。(当クラブでは、ヘルメット・ブーツは無料で貸し出しております)

乗馬服をお持ちでない方は、こちらのコラム『乗馬をするときOKな服装・NGは服装』を参考にしてください。

最初は少し緊張するかもしれませんが、周囲には初心者からベテランまでさまざまな会員さんがいるので心配はいりません。
困ったり迷ったりすることがあれば、気軽に声をかけてみてください。

「おはようございます」の挨拶から始まる

準備ができたら、先生や会員さんへ挨拶をします。とくに、お馬さんたちへの挨拶は必須です!乗馬は、コミュニケーションのスポーツなので、相手を尊重するためにも大事なことです。

乗馬クラブは、スポーツ施設でありながら、どこか“第二の居場所”のような空気があります。馬の話をしたり、「今日は暑いですね」と会話したり、自然なコミュニケーションが生まれます。

初心者のうちは分からないことも多いですが、周囲が優しく教えてくれるアットホームな雰囲気です。これから乗る馬のことやお気に入りの馬の話をするのもいいですね。

今日のパートナーと対面

インストラクターに、その日騎乗する馬を確認したら、馬房へ迎えに行きます。
クラブによっては、インストラクターが馬装まで準備する場合もあるので、クラブのルールを確認してください。

馬房では、馬たちがそれぞれ思い思いに過ごしています。こちらをじっと見てくる子もいれば、のんびりご飯を食べている子もいます。

最初は大きな身体に驚くかもしれません。ですが、実際に近くで触れてみると、馬の温かさや優しさを感じられるはずです。
蹄洗場まで馬と一緒に歩くことも、お互いのトレーニングのひとつです。騎乗前から馬とのコミュニケーションが始まっていますので、‟乗る‟以外の時間も大切にしてみてください。

蹄洗場で馬装の準備

馬を蹄洗場へ連れて行き、騎乗の準備を行います。鞍を乗せたり、頭絡をつけたりする作業を「馬装」と呼びます。

慣れるまでは難しく感じますが、インストラクターや会員さんがサポートしてくれるので大丈夫です。
ここで大切なのが事前準備です。
ご自身のヘルメット・手袋・鞭などは先に準備しておき、素早く行動できるように整えておきましょう。少しずつ「馬優先」で考える習慣が身についていくのも、乗馬ならではです。

いよいよ騎乗、レッスン開始

インストラクターの指示に従い、いよいよ騎乗です。

最初は「ちゃんと乗れるかな?」と不安になる方もいますが、馬はとても賢く、人をよく見ています。

レッスン中は、姿勢・手綱・脚の使い方など、集中することがたくさんあります。
専門用語も飛び交いますので、事前に用語集”知っておきたい馬術用語<レッスン編>”をチェックしておくといいでしょう。
思い通りにいかない日もありますが、少しずつ馬と呼吸が合っていく感覚は、乗馬ならではの楽しさです。

そして何より、馬の背中から見る景色は特別です。
普段の生活では味わえない静かな時間が流れます。

この日は、天候がよく富士山がよく見えました。

レッスン後は、感謝を込めてお手入れ

騎乗後は再び蹄洗場へ戻り、馬のお手入れを行います。

馬装をといたら、お水を飲ませ、汗をかいた身体をブラシで整えたり、汚れを落としたり。「乗せてもらって終わり」ではなく、最後まで馬と向き合う時間があります。

大井松田乗馬クラブでは、会員さんが馬を散歩させたり、放牧場へ連れていったり、裏山に牧草を刈りにいったり、馬と過ごす時間をつくれることもあります。その日のレッスン状況や馬のコンディションなど、クラブによってルールが異なりますので、必ずインストラクターに確認してから行うようにしましょう。

また、馬への敬意を込めて、騎乗した馬の馬房を掃除をすることもお勧めです。
きれいになった馬房へ馬を戻すと、馬もどこかほっとした気持ちになっているように感じます。

こうした時間を通じて、馬への愛着がどんどん深まっていきます。

道具を片付けて、一日終了

クラブから借りた鞍や頭絡は、きれいに拭いて元の場所へ戻します。

最後に忘れ物を確認し、クラブハウスで会計を済ませます。
クラブによっては先払いの場合もあるため、それぞれのルールに従います。

そして帰る頃には、不思議と心地よい疲労感があります。

「乗る」だけではない、乗馬クラブの魅力

乗馬クラブで過ごす一日は、単なるスポーツではありません。

馬と触れ合い、世話をし、人と会話をし、自然の中で時間を過ごす。
忙しい日常から少し離れ、自分の心を整える時間でもあります。

最初は誰でも初心者です。
馬に触れたことがなくても大丈夫。

ぜひ一度、乗馬クラブで流れる穏やかな時間を体験してみてください。