究極に早く乗馬の腕をあげる方法!

明治時代の旧帝国陸軍乗馬学校では新兵の乗馬馬術教育プログラムとして計18週間のカリキュラムを用意していたそうです。

しかも基本「毎日乗馬!!!!」!!!!

日曜といえども午前中1鞍だけでも騎乗していたそうで、第1週目でも30分騎乗レッスン→20分休憩→30分騎乗→10分休憩→30分騎乗と、なんと1日3鞍づつの乗馬レッスン!!

【画像は習志野にあった旧帝国陸軍乗馬学校風景】

第4週目からは40分騎乗→10分休憩→40分騎乗→10分休憩→40分騎乗とこれがほぼ毎日続く訳で、新兵のうちだけで18週間(約5ヶ月)340鞍以上の騎乗、最後には馬場馬術から障害飛越、野外騎乗から水中馬術まで習得できたそうです。

なにせ日本国内に乗馬ができる馬だけで数百万頭いたそうで、そのレベルも非常に高く、著名な卒業生教官には閑院宮載仁親王、竹田宮恒徳王、西竹一、等がおりオリンピック馬場障害総合でも活躍した選手を8名輩出したそうです。

当時の日本馬術の強みはやはり自国で乗馬用の馬を多数生産していた事。

トップの馬は現在日本の優秀な外国産馬にはかなわなかったようですが、その平均レベルでは今とは比べ物にならないくらい質が高かったようです。

ところが第2次世界大戦の日本の敗戦により軍馬生産システムも軍用馬もすべて止められてしまい、海外に出兵していった軍馬300万頭も帰国しないままとなってしまいました。

という訳でタイトルとは少しそれてしまいましたが、半年で350鞍!が乗馬マスターには必要だった時代があったようです。
まあ現代社会ではちょっと難しい数字ですよね.....

2010年12月16日 (木)